【異変あり!】ヒラタクワガタの産卵セットを割り出す

ヒラタクワガタの産卵セットを組みました。

しばらくしてから成功しているのが確認できました。

 

今回はこの産卵セットについて

お伝えします。

この記事を読めば以下のことができます。

・産卵後の様子(卵の掘り出し)

セット後の産卵の様子

セット後のケースの底を見ますと

卵が見えました。

 

うまくいっていれば

特に問題なければ2週間もすれば産卵してくれているはず

と認識しています。

 

もし2週間してもケースの外から卵の存在が確認できなければ

ペアリングがうまくいっていなかったのかもしれませんので

一度掘り出ししてもいいかもしれません。

 

先の画像ではケースの蓋を取って

ひっくり返していますが

マットはカチカチに固めてあるので

そうそうこぼれてしまうことはありません。

 

早速掘り出しします。

掘り出し

「掘り出し」という言葉を使っています。

その他にも卵を取り出すときの言葉で

「割り出し」と言われることがあります。

 

「掘り出し」はマットから出す場合に言い

「割り出し」は産卵木を使ったセットを組んだ場合に

木を割る必要がある時に言われる言葉です。

 

ヒラタは基本的にマットに産卵してくれるので

マットを使っており、ここでは「堀り出し」と言います。

 

表面のあたりはそれほどカチカチにしていませんので

上部のマットは簡単に掘れます。

転倒防止材とエサのゼリーをどけて

掘り出しを開始したところです。

ヒラタクワガタの産卵セットに関することは

こちらをご確認ください。

  

ケース内のあちこちに穴があいていて

左上の一か所にメスが顔を上に向けて

潜んでいます。

気づかれましたでしょうか?

 

ヒラタだけでもないですが

ケースの端の方から潜って産卵しますので

卵が見えますが

真ん中あたりからも潜って産卵しているのだと

いうことがこの画像からもわかりますよね。

 

今年は何度か産卵させていますのでこの画像は違うヒラタのものと取り違えているかもしれません。

ケースをひっくり返してマットをばらします。

卵がチラホラ見えます。

卵は繊細なものなので手で触るということは

決してしないようにしましょう。

 

人間の手についている菌が卵には良くないとか

はっきり理由は証明できませんので

私は説明できませんが

とにかく私も素手では触れないことにしています。

 

プリンカップにマットの一部を入れて

そこに丁寧に一個づつ探して拾います。

 

今回使っているケースは

「コバエシャッター(小)」です。

大体このサイズですと

タイミングを間違えなければ

20個くらいの卵が採れるつもりでいます。

 

私は3週間から1か月を目安にしています。

私は今回のヒラタは多頭飼いにして

知り合いに配る予定にしていますので

いくつもセットを組んでいます。

 

ですので飼育ケースがたくさん必要になるのですが

いくつも高いのをそろえられませんので

一部にこの画像のような100円ショップで買える

「タッパー」を幼虫飼育ようのケースに使っています。

ふわふわやわらかいので不安でしたが

それほど気にすることもないです。

案外使えます。

 

画像では13個のクボミを指で作って

そこに卵を一個ずつ入れています。

 

これは第一弾のマットからの卵が拾えた状態ですので

まだまだ取りこぼしがあります。

これは何匹いるのかを確認したいがための

動作です。

結局はまだ開けた時の受け皿用のケースに

マットはたくさん残っていて

そのマット自体もまたこのダイソー5Lケースに

戻しますので、ごちゃまぜになります。

  

何度もマットを薄く広げて

確認します。

もし見逃していても結局最後は

同じケース内に入れますので

取りこぼすということはないです。

  

私は掘り出し用のスプーンを使って

探しています。

変な力加減にさえしなければ

卵をつぶすことはないと思います。

卵は案外弾力というか結構固いです。

 

今回の発見

このメスで今回2度のセットを組ませてもらいました。

2回ですので合計で37個の卵がありました。

 

実は一回目のセット割り出しした後で

すぐに違うセットを組んで

またメスを投入したのですが

しばらく経っても

卵が見えないんですよね。

 

普通は、続いて2度目の産卵の場合は

それほど間をあけずに産卵が始まるはずなのに

「あれ?おかしい」

と思ったのです。

ダメならだめで、そのままプレッシャーを与える?のもかわいそうなので

また普通の飼育用のケースに戻すだけなのですが

ふと、メスの様子が気になって

手に取ってよく観察してみました。

 

この記事のトップの画像にヒントがあります。

もしよかったら見てみてください。

タッチすれば拡大できますし。

 

わかりましたか?わからない人のためにヒントを。

 

「ケースを確認するために蓋をあけたら

メスは潜っていなくてマットの表面にいた」です。

 

しかし普通は気づかないでしょう。

こんな経験は私は初めてでした。

答え

このヒラタさん、アゴのところを見てください。

普通のクワガタは口にマットがついていることも

ないことはないんでしょうけど

特別何か理由でもなければ

アゴにマットが付いたままになっているっていうのは

やっぱり不自然なのですよね。

 

アゴを触ってみました。

なんと!

「左のアゴが右のアゴに変に引っ掛かっていて

アゴが動かない状態になっていた」のでした!

 

怖いですよね。

さすがにクワガタがそのアゴを

思ったように使えないとなると

ひょっとしたらエサもうまく食べられないかもしれないし

潜ることも到底厳しいでしょう。

 

指でちょっと触れば元に戻りましたので

一安心でした。

まとめ

ヒラタクワガタの産卵セットの割り出しは

特別何か注意ということはありません。

 

どちらかというとサイズが中くらい以上の大きさからなら

雌殺しが一番気になるところではないでしょうか。

 

それさえなければ問題は特にないと思われます。

 

いかに産卵セットをうまく作れているか

その時の気温が極端に寒かったり

暑すぎたりしていなかったかどうかも

産卵の結果に直接関わっているものだと思います。

 

この時は6月末から7月と

7月中旬から8月上旬でした。

気温は8月ともなると30度を超えています。

 

直射日光はさすがにないですが

そんな気温でも産卵できることが証明されました。

 

しかし冬はさすがに動きがないので

経験上は11月ごろにもなると

まだ動きはあるものの

ペアリング自体に興味をもってくれなかった。

そんな経験があります。

ブリードの中で

この卵の掘り出しは最高に楽しい

希望とか達成感が味わえる

大きな魅力を持つものと思います。

あなたも是非チャレンジしてみてください。

 

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