ムシモンオオクワガタの飼育(産卵後の注意)

産卵確認後について

ムシモンオオクワガタの産卵が確認できたら

その後の準備として必要な産卵の準備はどうされますか?

 

私は産卵場所としてはマットを用意しています。

 

これまではマットで産卵させて、そのまま同じケース内で

多頭飼育の形でおいておき時期を見て小分けにしていました。

 

小分けする際に、新しいマットを半分捨てて、また半分を新しいものを混ぜる。

という方法を取っていました。

 

生まれた時と似たような生育環境を用意することで

良い結果が出るのではないか?

完全に新しい環境よりは良いのではないか?

という思いからです。

 

このムシモンオオクワガタの基本的なサイズは、オオクワガタという

名前はついていながらも実際は極小です。

極小ではありますが、マット飼育ではなく菌糸で飼育すると

極小ではなくて、多少大きくなってくれたりすることがあるのです。

 

そこは同じ「オオクワガタ」ですので、間違いは無いと考えました。

 

しかし、何も考えずにやってしまいますと取り返しのつかないことになります。

私はこの点で大失敗をしてしまいました。

今回はその点をお伝えしたいと思います。

 

マットから菌糸へ

私はこれまでの経験として、いわゆるオオクワガタ幼虫の飼育の際、必ず菌糸瓶を使っています。

国産、外国産など関係なくです。

 

産卵後は、卵や、孵化直後の白い顔の時期にはやりませんが

顔がオレンジ色がついていることが見れれば

まだまだこれは羽化直後だろうという感じでも

なるべく早く菌糸瓶に入れ替えをすることにしています。

 

そうしますと、孵化後、最初の段階からエサは菌糸だけを食べて

成長させられることになります。

なるべく純粋に大きくできるための

工夫としてそういうことにしています。

そんなやり方でも、これまでの結果としては

どれもこれも「菌糸に巻かれて☆った」ということにはなっていません。

 

いろんなメディアで

「孵化直後に菌糸に入れると菌に巻き込まれて☆確率高まる」

という話を確認できますが、私の場合はまったく問題なかったのです。

これまでは。

 

そこで今回のムシモンについても、同じやり方で行けるだろうと判断し

孵化後、まだ「ド初齢」状態で菌糸のパックに移動させました。

 

12個の卵のゆくえは

ムシモンは結局その後は追加で産卵してくれることはなく

全部で12個体の産卵をしてくれていましたが

そのすべてを菌糸瓶に入れることはせず

4個を残して8個を菌糸瓶に投入しました。

ド初齢を菌糸投入の結果は?

多くの皆様のご想像の通りだと思いますが

8個体中、1個体のみが☆にならずに育っていました。

唯一の生存を確認した個体

他7個体すべてが、投入後、菌糸を食べた形跡の無いまま

小さなプリンカップに投入後、ほぼ即の状態で

☆になってしまっていたことがわかりました。

 

大きいサイズになるオオクワガタは問題なかったのですが

ムシモンオオクワガタをド初齢で菌糸に投入する行為は

少なくとも私のやり方では、してはいけない方法だとわかりました。

 

おとなしくマットそのままにもう少しおいておけば

たくさんの命が守れたのかもしれないと思いますと

なかなか厳しいものがあります。

 

まとめ

ムシモンオオクワガタを菌糸に投入するタイミングとして

「ド初齢」での投入はやめておきましょう。

 

 マットのままでの飼育が安全と思われます。

どうしても菌糸を使いたい場合は少し成長させてから、をお勧めします。

 

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