成功の秘訣は「刃を濡らしてからカットする」こと
分厚い断熱材をあっさりと切る方法
クワガタを飼育するための、冬対策としてやってみました。
実は過去にもチャレンジはしていました。そして、失敗とはいわないものの思うようなものにはなりませんでした。
屋外用として元々あった棚の周りを囲むようにとりつけていましたが、ある失敗が原因で隙間があちこちにできてしまいました。
たったひとつの「コツ」を知らずにやってしまった
建築用建材の断熱材として使われているカネライトを使用しました。羽振り良く5cmの分厚いものを選んだのです。
失敗の原因は「(コツを知らないままに実行した)素材カットの失敗」でした。
素材自体は柔らかい感じです。おそらく親指でぐいっと指圧するように押さえれば、結構深く凹みます。
しかし5cmの厚さのものを、手に持った工作用のカッターで、「フリーハンド」で「垂直」に「真っ直ぐ」切れるわけがないのですよ( ´,_ゝ`) プッ
歪むのです。切れていたり切れていなかったりと無茶苦茶になります。
修正するために切り直し、その度に細かい切りクズが散ります。
ようやく切り終わり、組んでいこうとするとカット部分の角度が悪くて材同士の接地面がぴったりとはいかず、いまいちに。
それでも専用ボンドや固定用の竹串などのお陰でとりあえずの箱型にはなりました。
そのおかげでもあり、今年も「例年通り」の暑い→熱い真夏の京都でも、何の温度管理のための機材や、電力を全く使うことなく一匹も落ちることはなかったのでした。あれ?じゃあ大成功か?(笑)
と、まあまあのお金をかけてつくったにまかかわらず、少なくとも見た目には、満足な結果を得られないこととなってしまいましたが。
ただ一つの「コツ」とは??
断熱材をカッターを使ってカットするとしたとき、この「コツ」を知らなければ私ののようにとんでもない大変な思いをしながらすすめることになります。
その「コツ」とはズバリ
切る前にカッターの刃を水かCRC(有名なところで5-56)をつけてからカットする!!だけ
これをするだけで、スパッ!ときれます。するするする〜っと切れてくれます。工作用の太い目のカッターをノコギリのように使って、ゴリゴリとやっていて、必死でやっていたのに、、、
直っすぐに切るためには、何か当て木みたいなものをつかったほうがいいですが。これでここを読んだ全ての人は、断熱材カットで、汗をかくことはなくなるはずです^_^
ここまで過去の失敗を振り返りましたので、今後の対策をまとめます。
今後の対策
あなたがチャレンジされるときに失敗しないために是非参考にしてください。
頼めるならカットしてもらおう
ホームセンターなど、そういう系のお店はカットのサービスがよくあります。
素人がそのための特別な道具もないのに、最初からうまくできるはずがない、というのが普通です。この記事に書いている「コツ」ですら、絶対ではありません。もし頼めるなら頼みましょう。
カット代はびっくりするほど安いです。せいぜいワンカット100円です。
しかし残念ながら断熱材である、スタイロフォームや、カネライトなどをカットしてくれるお店はほとんどありません。
少なくとも京都府下の大手ホームセンターのほとんどが断熱材のカットを受け付けない方針です。
カット用(おそらく通常の木材カットのためのもの)の機械に断熱材をセットすると、固定のために圧迫する力が強いため、素材を痛めてしまうことが大きな理由のようです。
そして、他にもカットしてくれない理由があることに気づきます。
事前の設計が必要
当然のことですが、カットをしてもらうには、どこをカットしてもらうのかを決めておく必要があります。
まさか店員さんに
右から○センチの所を、この辺りまで切って、ええっとそれから、、
などと、現場で一々説明しながら、ゆっくり話を聞きながら、やってくれることなど無いと考えてください。
お店によっては、カットする場所にお客さんが入れなくなっていたりします。普通は購入したその材に、持っていったメジャーで測り、印をつけて、もしくは線を引き、それからカットを頼みましょう。
断熱材はやわらかい
その時くらいはいいんです。
でも指で押せば凹んでしまうのです。
そうなるとどうなると思いますか?使い始め、あっちをぶつけ、こっちに当たり、を繰り返すうちに一年も経つ頃には表面はボコボコになります。
見た目に格好悪いことになるのです。
しかも、「かなり」
できれば、表面にはベニヤみたいな薄いもの(最低でも段ボール)でいいのでつけるべきです。
当たらない場所に置くなら問題ないのですが。わたしはやりすぎました。
カットは簡単
「コツ」さえ知ってしまえば本当に簡単です。木材などの素材はもちろんですが、断熱材などは、大抵はプロの方しか扱いません。そして、プロは扱いに慣れているので、お店にカットなど頼みません。
しかし大手ホムセンチェーン店では現場担当者の技術頼みとなってしまうようなのカットサービスは対応しきれるはずもありません。
ほとんどの場合多くのホームセンターでカットするサービスを無理にされていないのはそういうことです。
それに、カットする時、素材のカット部分、全部に刃を入れなくてもいいです。
分厚いと言ってもせいぜい5cm。
半分を越えれば、裏側から力を加えると簡単にパキッと折れてくれます。(下手をすると壊れますので注意してください)
まとめ
あんなに柔らかい素材一つを切るだけなのに、知っているのと知らないのではとても差がでてしまうということのひとつの象徴といえます。
他のことも今後はよく調べてからやりましょう。
断熱材はとても優秀です。電気を使わなくても外気からの影響を受けにくく、菌糸瓶を入れていたら、外気よりも数度の温度が上がる、という記事を書かれているものも見つけられます。
本記事は、断熱材での温室作りをすすめていますが、刃物やCRCを使うなど、それなりの危険を伴います。人によっては怪我をしたり、うまくいかない恐れもあります。あくまでも自己責任でお願いします。
この記事が役に立って、あなたのチャレンジがうまくいきますことを願っています。
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