クワガタはいったいどこにいるのか?

クワガタを採ってみたい!そう思う人はたくさんおられるのではないかと思います。しかし一体どこにいるの?

昆虫の百科事典などを調べて見てもなんとなくこういう場所とは書いてあるのですがなかなかその詳細を詳しく書いてくれているものはありません。

それはネット上に載せてしまいますと、せっかく見つけたクワガタ採集ができる貴重な場所を他の誰かに教えてしまうことで、心無い第三者が根こそぎとってしまったり、ウロ破壊、不法投棄など荒らされてしまう可能性を考えるからだと思います。

「ネットであちこち探してみたけど、どこにも具体的にこれという場所を教えてくれない。あの川に、山にいるとは聞いたけど、結局全然わからない!もっとしっかり教えてくれるものはないのか?」

ということになるのは、ある意味当然のことですよね。

四十歳を超えてからいまさらのように急にクワガタに興味を持ち始め、ついには天然のオオクワガタを探索開始わずか1年足らずでゲットするようになった、某青少年健全育成団体のいわゆる指導者養成員でアウトドア歴25年の私が皆さんにクワガタのいる場所をお伝えします。

国土交通省から情報提供されている

日本中の一級河川は国によって管理されています。

そうではない河川は各都道府県によって管理されています。

河川管理者

河川敷にクワガタがいるという情報をYouTubeで知った私は自宅周辺の川という川をあちこちみて回りました。しかしなかなかそう簡単に見つけることができません。

同じくYouTubeから得た情報によりますと、河川敷に生えている木で樹液を出している木を探すことから始めないといけないようです。

これまでクワガタのいる場所=山の中=くぬぎの木という発想出会った私は、その河川敷ではヤナギの木やアキニレなどを探す必要があるということを知りました。

ヤナギ?柳のことか?枝垂れ柳と言われるあの、「柳の下のドジョウ」の、あの柳か?いや違う。アキニレというとニレという木の種類か。ハルニレというものも存在しているみたい。などと!

山の中にあるクヌギやナラの木と同じように、河川敷に生えている広葉樹はヤナギが代表的な種類らしく、そのヤナギにもいくつもの種類があるようで、とても見分けきれないなという印象でした。言うなれば「絶望的」な感覚ですね。

そんな時にいつもと同じく河川敷をフラついておりますと、なんとなく見慣れた黄色いボディの車が通ります。その車には「国土交通省」と書かれていることに気が付きました。河川敷で採集をよくされている方なら幾度となくみられたことがあるのではないかと思います。

「そうだ!国土交通省に聞いてみよう」

そう思い、ググり連絡先を確保してきいて見ましたら、しっかりお返事いただけたのです。

国土交通省からのデータのある場所

一級河川と言われるような川は、国土交通省によって管理されております。国土交通省はその管理されている河川で生息する植物、昆虫、鳥類など多くを調査され記録に残されています。

河川敷にクワガタがいることは(その地元にお住まいの方々からすればある意味当たり前のことと思われていることかもしれませんが)もうかなり古くから知られている事実であったようですが、一般的にはまだまだイメージとして「クワガタやカブトムシは森の中」ということになっているようです。その点で何も知らなかった私は大変驚かされました。非常に貴重なデータですが、ただ漫然と調べてみてもなかなかここには辿り着けないのではないかと思います。ぜひ以下をご覧ください。

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この河川環境データベースのページから、エクセルの形でアップされています。

クワガタは昆虫ですが、昆虫と言っても色々あるので、ここでは「陸昆」というのを選びます。

ダウンロードできるエクセルファイルはかなりの重さですが、普通のpcであれば問題なく開けると思いますが、おおよそ一般に扱われるエクセルファイルはここまでの重さにはならないだろうというほどのデータ量です。私は驚き少し笑えました。

このエクセルファイルを使って、うまく検索できましたらクワガタ採集の一つの参考にしていただけるのではないかと思います。エクセルの使い方に関しましては申し訳ないですが私には説明できるほどの知識がありませんので割愛させていただきます。

まとめ

データをみられましたらわかることですが、調査された時期が古いものでは30年前のものもあるくらい、非常に古いものが有ります。河川敷をよく観察されている方はもうご理解いただけると思いますが、近年の河川敷は洪水などの災害によってその様子を長らくそのままにとどめていないことが多くあります。

また洪水対策や、河川敷の有効活用などのために広い河川敷を大掛かりに工事など整備され、公園担ったりすることも多々あります。そうなればそのデータは参考にならないことになります。

しかしデータにはその時必ずそこにいたという証拠のような意味があります。その場所にはいなくなってもそこと同じような環境であればまた見つけられる可能性があるということになります。

私のように「どこにいるのか皆目見当がつかない」という方にとっては十分意味はあると思います。

またクワガタ採集には上記にあげました通り、やはりある程度の知識は必要であるということがわかります。ヤナギやニレなど植物の見分けができたほうが快適な採集をすることができると思います。

また河川敷は、現場に行かれましたらよく看板が貼ってあります。増水の危険があることや、予想しなかったような危険な動物や植物に合うことがあります。私は猪やハチ、アブ、マムシなどいろんなものと出逢いましたし、刺されたこともあります。立ち入りを禁止されている場所もあると思われます。河川敷へ出かけられる場合は、あくまで自己責任でお願いします。

以下に動画でご紹介したものを載せておきますので、こちらもご確認されましたらまたわかりやすいのではないかと思います。ぜひ今後のクワガタ採集ライフにお役立てください。

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