オオクワガタを捕まえようとするなら、間違いなく非日常の空間へ入り込むことになります。
普通の街の中に住んでいる人にとっては、家の近所のその辺の公園に出かけてもオオクワガタに出会える人はまずいないといえます。
オオクワガタを捕まえてみたいけれど、一体全体どこを探せばよいのか皆目見当がつかない。
そんなあなたのために知っていただきたい内容を基本的なことから順にまとめてみました。
オオクワガタを捕まえよう!
実際に捕まえられるかどうかはやってみなければわかりません。
しかしせっかくのチャレンジですから出たところ勝負の行き当たりばったりではもったいないですよね。
オオクワガタを捕まえるための方法を基礎の基礎から抑えていきましょう。
世界規模の某青少年教育団体の指導員でアウトドア歴25年の私がわずか1年足らずのチャレンジでオオクワガタ採集を達成した経験と知識をもってお伝えいたします。
木々のたくさん生えた林の中やら森の中、はたまた河川敷にもいるのかもしれません。
しかしそのどちらに出かけるにしても、通学や出勤と同じ格好では無理ですね。
やはりそれならそれなりの準備が必要になります。
またお伝えすべきことは、普通に出入りできるようなところ、誰もが通れるような、普通に目に触れるような場所にはいないということ。
それは険しく急で狭くて高い、そういうところに踏み込んでいくことになります。
そんなところに出掛けていくとなると、それなりの装備が必要になると、誰しもが考えられることなのではないでしょうか?
少なくとも「単発で1回、2回ではなく、とれるまでなんどでもどこまでも!」といった勢いで何度もチャレンジされるという方はこの記事が役に立つはずです。
特に難しいことは書いていませんので、お気楽に読み進めていただけると良いかなと思います。
ただし、ここではあまり森の中、藪の中には入り込まない「灯火採集」の場合にはあまり当てはまらない内容となりますので予めお伝えしておきます。
まずは靴を選ぶこと
服装を語るならまずは、足元から。
普段スーツで仕事されているサラリーマンのみなさんなら、これに似たような言葉を何度も聞かれたことがあるでしょう。オオクワガタ採集の服装も同じです。
とりあえずならハイカット

選ぶべきは、やはり山登り用の靴です。ローか、ミドルか、ハイなのかと聞かれたら、私はとりあえずはハイと答えます。
凸凹の激しい地面を歩くとき、やはり足首の程よいホールド感は欲しいです。
グネる、捻挫などの怪我から守ってくれます。
深い山の中で一人、きつい捻挫でも一発やってしまえばヘタをすると家に帰れなくなります。
救急やら消防を呼ぼうにも携帯の電波が届かない恐れがありますよね。
ハイカットであることのもう一つの理由はズバリ「砂や土、落ち葉などが靴に入り込むことを防ぐため」です。
数時間にわたる長い時間のチャレンジであることが予想されるので、できるだけ快適な状態であるべきです。
でもなければ体力だけでなく精神的にもしんどくなります。
ミドルなら少しマシでしょうが、ローカットとなると、もうどうしても防げません。
下の画像は参考画像なので完全に

頻繁に靴を脱いで、裏向けにしてトントン、として履き直す。
もうそれだけでオオクワガタなど逃げていってしまいそうですね。
防水・撥水効果は外せない
険しい山中や高低の激しい差のある河川敷などにはなかなか予測できないような水溜りや、川があります。中には沼のような場所から、急に深くなっていて膝まで浸かるようなところもあります。
もうそこまでいけば、それほどのものに気づかなかった自分のせいと諦めるしかないですが、少しばかりの浅瀬なら多少の濡れにも気にせずに進みたいところです。
ムレが気になるなら、同時にゴアテックスなど通気性の良い素材が使われているものが良いでしょう。
一番大切な「アウトソール」の質
もしも靴選びの条件が一つしか選べないとしたら、私はこれを選ぶ、というほど大切なものです。
靴底の質がどういうものかがとても大切です。
ズバリ「グリップ力」です。
少し濡れたような石、苔の生えた倒木、滑りやすい砂地の上などあらゆるところでグリップ力の大切さを実感します。
グリップ力だけならローカットですが「KEEN」が優秀です。

おしゃれ感たっぷりですが、普通の靴にはできないような急な石垣の手放し登りができたりするくらいです。
しかし靴そのものの縫製はそこまでのハードな使用には耐えるほどではなさそうですので注意が必要です。
また、グリップ力といってもそれぞれ個性があることも確かです。濡れた石でも十分に発揮できる、足への負担が少ない気がする、など自分に合ったアウトソールを選びましょう。
基本は「長袖・長ズボン」
長ズボンをうまく言い換えるような、おしゃれ系単語がまだ表れていないようです(笑)。
ただ、「パンツ」と表現すると半ズボンとの違いが表現しきれていませんので、言い換えることができないのです。
ここではどうしても「長」が必要なのです。
これは虫除け、怪我防止、体温調節などの効果をねらうことができるためです。
暑ければ裾を折るなど状況に合わせて対策できます。
同じく上着もやはり「長」が前提です。真夏の暑い時期は極薄手のものでいいのです。
夏の暑い盛りの時は強い太陽光が肌を焼きにきますので必須です。
虫除けなども素肌のままよりも効果が高いです。
帽子は必須アイテム
今更の感がありますが、アウトドア、森の中、虫取りのシーンで帽子無しはあり得ません。
山の中、道なき道を進む時、かなりの回数頭を擦ります。
木の幹に当たることはまず考えられませんが、枝や葉にはバサバサ当たります。
視線に向かって突き出ている枝もあったりします。
この場合その瞬間は認識できないままの場合があります。
普通に危険です。
素材は季節に合わせて選べば良いのですが、幅広帽子ではなくキャップなタイプにしてください。
幅広帽子は動き回るのには不向きです。ほんのわずかな差ですが長時間、狭い空間で自由に動くにはキャップでなければと思える瞬間は多いです。
まとめ
オオクワガタを探しに行くことは、かなりハードな動きになります。
採り方によっては木登りが必要だったりするかもしれません。
材割の場合は、地面に顔を近づける必要があるのかもしれません。
天候が悪く雨降りになることも、逆に日差しが強くて想像以上に体力を消耗するかもしれません。
あまりの高山にはオオクワガタはいませんので、その手の経験は必要ありませんが、一般的な山登りの準備は最低限必要で、その日の状況に合わせてプラスアルファで用意が必要です。
肝心のオオクワガタを採るための道具はまた別の記事で書こうと思います。
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