【重要】スマトラオオヒラタクワガタのペアリングを成功させるポイント5つ

凶暴な性格の個体で超不安な方へ

このページでは非常に難しいと言われる

スマトラオオヒラタクワガタのペアリングを成功させるための

とても大切なポイントについてお伝えします。

どなたでも安心してペアリングできる方法

というものがあります。

このページを全て読まれれば

これまでの不安が立ちどころに消えることと思います。

ただし先に、お伝えしておきますが

 

この方法なら絶対成功する!

 

という記事ではありませんのでご注意ください。

  1. スマトラはいつも怒っているわけではない→いい時を狙う!
  2. ペアリングに必要なものや様子、手順について知る
  3. ペアリング中は決して触れない
  4. ペアリング成功後は即、別のケースへ
  5. オスの顎を縛るのは別の意味で危険

 

クワガタのペアリングはそれほど難しくありません。

性格が温和なタイプと言われる

オオクワガタやニジイロクワガタ、パプアキンイロクワガタなど

最近流行りの種では気楽に実行できる場合が多いですね。

それは上記のような種類のものはもともと性格が温和だと言われるようなものだからです。

 

ただ、気性が荒く力の強いスマトラオオヒラタクワガタ(以下、スマトラ)は

ペアリングの際、かなり高い確率で「メス殺し」をしてしまうと言われています。

私もいざチャレンジと初めての時

オスばかりでなくメスまでもが攻撃してしまうという

恐怖の体験をしています。

「スマトラ」は怒ってばかりいるわけではない

スマトラのペアリングをひとまず諦めて

まあまた機会のあるときに的に

えさを与えたり、ケースを掃除したりしていると

 

ふとおとなしくしている時があります。

 

手のひらに載せて頭などを撫でていると

じっとしていることも多々ありました。

 

オオクワガタなどと違い

スマトラはちょっとちょっかいを出せば、

顎を振り上げて怒ってくれるし

えさを新しいものと交換すれば喜んで食べてくれるしと

とても反応がよく可愛く感じるようになりました。

この時初めて実感しました。

スマトラは凶暴だとは思っていたが

怒ってばかりいるわけではない」ということを。

この穏やかな瞬間を狙えば

きっと問題なくペアリングできるに違いない

と確信が持てました。

最も穏やかだと感じる時をまとめますと、

  • 餌を十分食べていて満足している時
  • 活動できている時間帯で無理のない状態であること
  • 興奮させるようなちょっかいを出したりしていないこと

それでもどうしてもダメな時というものはあります。

気が乗らないとか、そういうレベルの時もあるようです。

ひょっとしたら体調がすぐれないのかもしれません。

そういう時は無理せず次の機会を狙いましょう。

ペアリングの手順

1.あまり狭くない逃げてしまわない程度の

  壁のあるケースなどを使う

2.足元はツルツルしているところではなく

  踏ん張りの効きそうな素材にする。

  トレンドは100円ショップで買えるような

  猫の爪研ぎ用のダンボール素材などらしい

3.調子がよいとメスが自分からオスの腹の下に潜り込む動きをするが

  最初からメスを置いて、その上にクロスするようにオスを置けばよい。

4.オスがその気になった瞬間のサインとして

  頭を振り顎を激しく動かす、挟むような動作をする。

  触角を強烈に激しく震わせ、完全に普通ではないような興奮状態になる。

5.興奮状態が確認できれば、あとはオスが交尾器出してメスと合体する。

興奮状態になった瞬間
目的を果たして離れようとしている様子

ペアリング中は決して触れない

合体の後、想像異常に長い時間つながったままになる。

重なっている間は交尾中という感じですが

目的を達成すると、オスとメスは離れようと

別々の方にお尻だけがひっついている状態なります。

この時間違っても、引き離すことはしません。

交尾器に傷がついてそれが原因で★ることがあります。

つい経験の浅い、不慣れな方がやってしまうようですが

ここはじっと我慢すること。

ペアリング成功後は即、別のケースへ

しばらくすると何事もなく離れますが

10分かからない場合もあるし、1時間待っても

離れてくれないこともあるようです。

私の場合はいつもたまたまですが30分くらいです。

 

離れたのをしっかり確認してオスメスを

別々にしておかないと

また知らない間に喧嘩して、

せっかくのペアリング成功が台無しになりかねないので

注意してください。

結束バンドでの顎縛りは別の意味で危険

結局はなんともなかったのですが

とても安心して楽しくブリード、

というムードではありませんでした。

それならばと、結束バンドでオスの大顎を縛って

メス殺しをさせない方法を取ってみたくると思います。

この方法は結束バンドで縛る時にヘマさえしなければ

それほど難しくなく実行できます。

軍手ひとつしておくだけでなかなり安全に実施できます。

3本の結束バンドを用意して

左右の顎に少し余裕のある状態くらいまで縛る感じで

一本ずつ取り付けて、その2本の輪っか部分に

3本目のバンドを通して固定します。

中途半端に縛るとまだまだメスを挟み込める状態である事が多いので

縛る場合は顎の先端が重なるくらいの位置まで絞めます。

この状態になれば、オスがメスに対して攻撃をすることはありませんので

ひとまず安心と言えると思います。

しかし、私はこの方法はあまりお勧めできません。

なぜならこんな凶暴と言われるスマトラでも

実はいつも攻撃性を撒き散らして生きているわけではないからです。

個体にも差があるとは思いますが

いつもメスを殺そうなどと

考えているわけではないのです。

上記のように一読されて回りくどいと

感じるのかもしれませんが

よく考えて下さい。

 

スマトラは顎を縛られたら

結局その状態になれてもらうまでに

1週間くらいはかかります。

 

落ち着くまでにやはりそれなりに時間がかかるのです。

凶暴な時があるとはいえ

可愛いスマトラには相当なストレスがかかります。

 

縛り方がきつすぎる場合

または長く縛りすぎた場合などは

縛りを解いた後に神経をやられ

顎が正常に動かなくなることがあります。

 

まとめ

非常に凶暴でペアリングが困難と思われている

スマトラオオヒラタクワガタですが

国産ヒラタでも性格は凶暴と言われており

大きさに関係なくメス殺しはあるようです。

それでも自然界でも子孫繁栄のための行動はされており

決して無理ではないと断言できると思います。

 

個体差は当然あり、中にはそもそも子孫を残せない個体があることも間違いありません。

それでも経験者の方々は

当たり前のように毎年ペアリングを何体も成功させています。

ひょっとしたら何度か失敗してしまうこともあるかも知れません。

私も何度かいろんな種類で失敗しています。

しかし何度かの挑戦でようやくうまくいくというのが

当たり前なのではないでしょうか。

プロブリーダーですら失敗されることはあるようです。

 

また衝撃の事実ですが

凶暴な性格のクワガタはスマトラだけではな

、またさらに上の凶暴性を持った種類があるようです。

私ももっと精進していこうと思います。

あなたの次のチャレンジがうまくいきますようにお祈りいたします。