
キャンプファイヤーの中身をどうするか?

キャンプファイヤーをするのはいいけれど
一体、何をすればいいのか検討もつかない。

または、大体わかっているつもりだけど
確認しておきたい
そんな方に最適な内容になっています。
薪組の具体的なやり方は
別の記事で説明していますので
そちらをご覧ください。
ではさっそくすすめていきます!
キャンプファイヤーとは?
簡単に説明するとこういうもの
「非日常の体験であること」
「炎は何か理由がわからないままに
本能に訴えかけてくるもの」
これら2点が大きな特性です。
キャンプファイヤーは、普段見ることのないような
大きな火を大勢で囲んで行うプログラムです。
効果
中央のみが明るいので、明るい方向に集中します。
「大勢の集中が中央に一気に集まる」特異な空間を作れる。
簡単に説明しますと
例えば1泊2日のキャンプの中で
実施することにしているとして
そのキャンプが終わって数日後の
各参加者の記憶に残ることが
「キャンプは何が楽しかった?」という質問に
「キャンプファイヤー!」という答えが
とても多かったりすると。
「キャンプファイヤー」
だけになったりします。
なんでもそうなるわけではないのですが
そういう可能性をもったプログラムです。
キャンプファイヤーのプログラムとは
「特に決まりはない」です
特にどういうものでないといけないという
括りみたいなものは特にありません。
みんなで歌を歌ったり
演劇のようなことをしたり
中には漫才をしたりコントをしてみたり
楽器を持ってきて演奏されたり
また目的に合わせて内容を考えることもあるでしょうね。
つまり本当に自由な感じです。
目的は?
「それはあなた次第」
でも「しっかり確認しておかないと
楽しいだけで終わる」
キャンプファイヤーをどういう目的で実施したいのかは
とても重要ですね。
参加する人たちがどういう人たちなのか
例えば3月でもうすぐ卒業
というような時期の生徒さんだったとして
仲間との最後のイベントとして実施する場合なら
ただバカ騒ぎするだけの内容ではなくて
何か代表の人に感動的ないい話をしてもらって
心にジーンと残るものを、とか。
夏の大会で終わりになるスポーツ少年などで
キャンプテンとかグループの長の人とか
監督からのお話などを
一言、ほんの少しされるだけで
日常のいつもの場面でされるよりも
人の心に残る力は数倍となります。
「他には、逆にこれから大会シーズンに突入する前の決起の意味で
一番いいところでキャプテンからの言葉とか
チームのリーダーの決意の言葉などを聞くとか」
そういった目的に合わせてプログラムの内容を考えます。
そもそも「目的」とは?
「最終的に実現するために目指すところ」
大きなもの、範囲を想像
例「今シーズンの大会に向けて意識を高める、団結する」
ねらいは?
どういったねらいがあって
実施するのかも大事なことですね。
まあキャンプファイヤーに限ったことでは
ありませんね。
そもそも「ねらい」とは?
簡単にいうと「短期的に具体的に目指すところ」のこと。
具体的な数字や点を想像
例「次の試合で勝つ」
時間帯について
「キャンプファイヤーの高い効果を望むなら夜」ですね。
炎が際立つ夜中がいいです。
しかし薄っすら暗くなり始めたところで集まりだして
点火されるころにようやく空の明るさが消えている
そのくらいの微妙なところがよかったりもします。
しかし昼間でしか実施できない事情もあったりします。
そういう場合は点火しても見えないので
点火なしで、当然薪組なしかもしれませんね。
炎を囲むキャンプファイヤーの醍醐味は
味わえないかもしれませんが
昼間のキャンプファイヤーに参加したことのない人にとっては
また違った楽しさが味わえます。
点火から終了までの流れ

自然な、無理のない展開を考えます。
火の勢いとプログラムの盛り上がりをリンクさせるのです。
点火してすぐ楽しい雰囲気に持って行って
ピーク時を火の勢いが落ちる前までに予定しておき
そこから落ち着いた内容にして
最後は静かに穏やかに終わる
これが最も定番、セオリー通りの形です。
この形にするのは
例えば小学生や中学生などが特にそうですが
最後を盛り上がったままの状態で終了!解散!とすると
しばらく興奮して寝れなくなったりしますw
夏の夜、8時半から9時に終了したとして
消灯は9時半ですか?10時かも?
興奮したままでその続きが
部屋に戻ってからも引き摺るのです。
流れは映画と同じ
人の心の記憶に残るものとか
感動させるものというのは
ちゃんと工夫があります。
それは映画や舞台に似ています。
キャンプファイヤーも同じで
人の創作なのです。
どういうものにしたいのかを
映画や舞台と同じようにシナリオを作ってほしいのです。
感動できる映画の内容って、どうです?
ずっと最初から最後まで主人公が大活躍しますか?
または恋人同士がずっと仲良しのままで
ゴール!みたいなことってありますか?
まずそんなものは人を感動させるものには
なりえないです。
映画や舞台ほどの複雑なことはないにせよ
キャンプファイヤーも同じように
歌にAメロ、Bメロ、サビなんかがあるように
です。
次のグラフは炎の勢いと時間をグラフにしたものです。

ポイント①
ここまでは点火してからある程度の
燃え方をしてくれたところから始まります。
ここでまだしっかり点火できていない状態だと
何か微妙な感じがします。
また炎がしっかり照らしてくれていないと
前に出ている人が何をしているのか
どんな表情でやっているのかなど
見えないままに展開してしまうことになります。
ポイント②
ここが盛り上がりのピーク
最後のところです。
大騒ぎとか楽しい内容のものは
ここまでにしておきます。
ここを境に炎はどんどん小さくなります。
最後は薪組もどんどん燃え尽きる状態で
火の近くに近寄って
みんなで手がつなげるくらいの範囲に集まらないと
顔が見えなくなるくらいにまでなります。
そういうつもりでここから先を見通します。
ここの見極めは難しいかもしれません。
ポイント③
勢いが落ちだすところです。
ここからは騒ぐ系のことはしないで
落ち着かせていきましょう。
いい話ができるときが
これから火がどんどんと
小さくなっていくこの時間帯です。
この時間帯がとても大事なので
やはり最初からプログラムの流れに合わせた
炎の勢いを調節するための役割の
「ファイヤーキーパー」を決めておくことが
大切です。
キャンプファイヤーの主たる役割になる方が
キーパーをするのは難しいのです。
で、この時間帯で伝える内容の話は
とても大事なものですので
人によってはセリフを間違えないように
肝心なところで噛まないように
がっちり練習する人がいるほどです。
そのくらいのつもりでしっかりやれば
その本気度だけでも周りの人には伝わりますよ。
まとめ
キャンプファイヤーはこんな数ページ、数千字くらいの文章を
ちょっと読んでいただくだけではとてもじゃないですが
お伝えしきれないことを実感しています。
いくつもいろんな団体さんがされているキャンプファイヤーを
見学でもさせてもらえばいいです。
今ではたくさんあるはずの動画サイトでも
なかなかキャンプファイヤーの全体がわかるような
または個別の事柄を公開できるような内容というのは
ないのですよね。
キャンプファイヤーって
個人名を出して話をしたりしますし。
しかし中には頭でっかちで
難しいことばっかり言う人もいます。
そんなのぜんぜんつまらんですw
また時間ができれば
キャンプファイヤー専用の
穴埋めしていく方式で使えるような
エクセルの用紙でもアップしてみたいと思っています。
またほどほどにご期待いただければ幸いです。
みなさんに少しでも役に立てることができていましたら
幸いです。
おまけ
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