オオクワガタの探し方

オオクワガタを取りに行くための装備はできた

さらに採るための道具やなんかも準備できた。

では直ぐにでも採りにいける!となった。

でもいったいどこに?

この記事は、オオクワガタを探し当てるために必要な基本知識や情報を書いています。

ハウツー的な書き方はしていませんが

知らないとまず無理だろうという大切な情報を載せています。

最後までしっかりお読みいただいて

あなたのオオクワガタ採集にお役立てください。

私の周りには特にオオクワガタを採ったことのある人などいなく

それどころか普通のクワガタ採り自体もやったことない

という人ばかりの中で生活していますので、情報集めが大変でした。

みなさんも実際大変な思いをされることになるでしょう。

ここに、私がわずか1年足らずで

オオクワガタを採ることができるようになるまでの

いろんな情報をまとめています。

オオクワガタを探し出す方法

  • 具体的な情報があればベスト
  • 山をめざすその訳とは
  • 国土地理院の地図を見るYAMAPを使う
  • オオクワガタのいる場所、その条件を知る
  • まとめ

具体的な情報があればベスト 

ネット上には今やありがたいことに

いろんな媒体でオオクワガタを取り扱ってくれています。

しかしなかなか採集だきるものではなさそうです。

とれないのか?いえいえ、まったくそんなことはありません。

残念なことにそういったネット上に具体的な場所などが載せられることはありません。

通常どなたも自分の知る貴重な採集場所を公表することはありません。

荒らされてしまうことがわかっているからです。

ですが、知人など詳しい方がいれば、ひょっとしたら教えてもらえるかもしれません。

これがベストです。

たまにプロと呼ばれる採集家やショップの方が

「採集ツアー」などをしていることもありますので

機会があれば参加されるのもいいかもしれません。

おそらくはかなり高額なものとなっていたり

補償があるわけでもないですから、信憑性が低かったりしますが、、。

山を目指す その訳とは

地図を見ながら確実にすすめるから

オオクワガタは山だけではなく、川沿い

つまり河川敷のような場所でも採れることがわかっています。

 

しかし私はすでに他の記事でも書いている通り

河川敷はその地形であったり、その日の天候の状態であったりと

採集するにはあまりにも危険を伴うことが多くあります。

 

野外での経験が少ない方にとっては

あまりにハードルが高く危険です。

しかも河川敷には地図がありません!

 

広い河川敷などになると条件次第では迷ってしまい

なかなか出てこれないなんていうこともあります。

 

また一番危惧されることは、日本中の河川敷はあちこち頻繁に樹木の伐採

整備が行われてしまい、採集場所があっという間に「無」となることなのです。

 

国土地理院の地図を見る

河川敷にはほとんど地形についてかかれていることはありませんが

山林は河川敷に比べるとかなり変化は少なく、不安定な要素は一気に下がります。

唯一あるとすれば、最近世間を賑わせている「熊」の出没でしょうか。

 

本気で襲われたら危険度は鹿も猪も同じことですが

あまり人の入らないような藪中ばかりを進む場合はかなり危険度は高いです。

 

最近特にあちこちで熊による被害の話を多く聞く様になりました。

またおじいちゃんやおばあちゃんが襲われて、しかしなんと撃退した!

なんていう武勇伝も聞くことがあります。

 

それでもいくら命に別状がないものの

そのような寿命が縮まるような思いにさらされたくはありませんので

十分な対策を取る必要があります。

 

そして山に入るには地図が必要です。

地図といっても登山やらトレッキングやらを楽しむのではありません。

 

私たちが探したいオオクワガタは

山道を知るための地図ではなく

山の地形や高低、川の流れの様子などの情報が載っている地図が必要なのです。

 

最近は山登りを楽しむ方の間で

当たり前のものとなっているのが「YAMAP」です。

YAMAPは山に入るのに必要な山道は当然のことですが

YAMAPを使われている方からの現地の画像や情報が投稿されておりとても便利です。

基本的に無料ですが、無料のままですとやはり制限はあります。

 

しかし有料会員として契約すると

無制限に日本中の山岳マップが取り放題、見放題となり

まともに紙の地図を購入されるよりも結局のところとても安く、賢く使えるのです。

そして何より注目すべきは、安心して山に入れるようにするための

いろんな安全対策を用意されていること。

一度チェックされておくと良いでしょう。

 

オオクワガタの住む条件

クヌギやナラ、ブナのある広葉樹林

オオクワガタだけでなく一般的なクワガタは

木から出る樹液と呼ばれるものを栄養源にしています。

 

そのため樹液を出してくれる木のあるところでしか生活することができません。

産卵場所は種類によって異なりますので限定して言いますと

オオクワガタは同種の樹木が朽ちて

キノコの菌に分解されたようなものの中に産卵します。

 

そういった樹木のある山林でないといくら探してもいないということです。

 

広葉樹がその山林にあるのかどうかは

国土地理院の地図を見ればかいてあるのでわかります。

山のところを見ると地図記号として記してあるのです。

国土地理院のHPサイト「地図記号

山の情報も当然月日の移ろいとともに変化しますが、山火事や落雷、地滑りなど自然災害でも無い限りは何十年の単位でそのままのはずです。

実際には現地を見ないとわかりませんが、出かける前にまずはチェックしておくべきことです。

川や池など水分のある場所の付近

人間や鹿や猪や熊のように水分補給のために

川や池に首を突っ込んでごくごくと水を飲むということはありえませんが

そんな風に豊富に水分があるところを好んで住処にします。

 

日本のクワガタにはある程度の湿気のある環境が必要なため

例えば現地に立って、視覚の中に入っていなくても良いのですが

川の流れを感じられる距離感であったり

池や湖などの湿り気を感じられるような場所が有望です。

 

雨降りの後の、水捌けの良くないような場所でも可能性はあります。

 

日当たりのあまり良く無い場所

日当たりの良い、パラっと乾燥しているような場所ではなく

どちらかというと日の当たりにくいジメジメしたところを好みます。

 

ですので、山で探す場合は、地図上でも東や南側というよりは

北側、西側というところです。日当たりの件は

条件さえあえばそれほど気にするほどでもありません。

 

とにかく陽の光ががっちりあたってあるようなところにはいません。

普通は樹木が生い茂っていて、陽の光をある程度遮っているはずなのですが

唯一のそれでもある条件は実はあります。

 

ウロのある樹木

オオクワガタに限らず、あらゆるクワガタは

住処として樹木の中や隙間などを選んでいます。

樹液を吸うためには危険を覚悟で人目に晒される場所に出て来ますが

日常的に表に出続けているというのは考えられません。

 

だとすれば、すぐにカラスの餌になるだけです。

カブトムシやノコギリクワガタなど

寿命の短い種は案外平気で表をふらふらしています。

 

しかしオオクワガタは、とくに用心深い種類で

なかなかウロから姿を出すことがありません。

樹液を吸いに来ているところを運良くゲット!

なんていうシーンは見たことありません。

まとめ

オオクワガタはかなりレアな生き物ですが

実は案外近くに生息しています。

しかし知識なしに挑んでもまずゲットすることはできません。

探しに行く前にしっかり準備しましょう。

地図を見て地形を確認してください。

これがとっても重要です。

木の種類の知識や地図の読み方そのものも勉強が必要かもしれません。

安全面にも十分に気を配りましょう。

簡単ではないですが、十分に価値はあります。

見つけた時は「超感動」です。

オオクワガタ採集はとても危険なものです。

他人の土地に許可なく侵入したり、器物を破壊したりすると

法に触れてしまいますので処罰の対象になるかもしれません。

山に登っていると岩が転がってきたり、鹿やクマに襲われることもあります。

私は小鹿に蹴られました。

小鹿と思って侮るなかれ

結構な痛さです。

すべて自己責任でお願いします。

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