【初心者向け】ファミリーキャンプができるようになるまで

「空前のアウトドアブーム」と言われてもう随分の期間が経っていますね。

みなさんはキャンプを楽しめていますか?

 

 

キャンプとかしたいけれどどうやってやればいいのかわからないな

失敗しない家族でキャンプができるまでのロードマップがあればいいな

そんな声が聞こえてきそうです。

 

 

キャンプに興味はあるけれど

どうしていいのかわからない初心者の方に

「2泊3日」などの

「本格的な」

「ファミリーキャンプ」をするために

どうすれば実現可能なのか

順序立ててお話します。

 

 

この記事さえ読んで、順にこなしていくことができれば

無理なくファミリーキャンプができるようになります。

 

 

しかしただ単純に「できれば良い」のであれば

キャンプ場を予約して

キャンプ場のスタッフにテントを立ててもらうか

 

もともとテントが立っているキャンプ場を使い

暑かろうが寒かろうがとにかくチェックアウトの時間まで

やり過ごせればいいのであれば、

特に何も必要はありませんよね。

 

 

お弁当を買って、お茶を持っていき、

子どもが喜びそうなおもちゃとお菓子

酒と適当なツマミでもあれば

気が付いたら朝ですよ(笑)

 

 

 

ここではそういうことではない、本質的にキャンプを楽しめるという

簡単にお伝えします。

 

 

ファミリーキャンプ2泊3日実施に必要なこと

炊事関連

薪に火がつけられること

アウトドアの経験としてまず最初はこれですね。

小学校5年とか中学1年とかに校外学習や林間学校などで

経験のある方は多いのではないでしょうか。

 

「カレーライスづくり」です。

 

おおよそ日本では

驚くほどに統一されたものになっています

日本中です。

ですので日本の基準、アウトドアの第一関門がこれです。

まずはカレーライスづくりができるようになりましょう。

薪に火をつけることができれば

あとは鍋や飯盒を使って、炊事をするだけです。

 

さすがに家族てキャンプに行きたいと思っている人が

「料理できない」ってなことはないでしょうし。

 

ジャガイモやニンジンの皮をむいて、たまねぎを切って涙を流し

お肉を炒めて煮込む、ですね。

炊事は火を扱えるようになれば問題ありません。

 

この炊事自体は、特にまだ何も購入しなくてもいいです。

キャンプ場で炊事場に設置されているコの字型のカマドがあれば

そこでやればよいと思います。

 

鍋とか飯盒はキャンプ場でレンタルしてくれてるのを使いましょう。

 

ここでは、おもいきって火を扱うこと

炊飯用具を使った基本的な調理などが

できること、確認することが目的です。

  

  

  

 

しっかり点火できるか

着けた火を消さないように

燃え方をチェックしながら

薪を追加したり

形を変えたりしてキープすること

これは冬場にキャンプするときに

暖を取るための焚き火のテクニックに

繋がることでもあります。

最初だけはこの経験をしてみてください。

  

  

ご飯を炊けるようになる

ご飯をおいしく炊くためには

「炊飯前の水に浸す30分の確保」

「15分間しっかり加熱」

「残り5分は蒸らしと保温」 

これでいけます。

  

  

ご飯を炊けるようになることは

キャンパーとしては常識的な技術です。

キャンプで炊き立てのご飯を食べる楽しみは

ぜひ味わってほしいところです。

 

 

 

木炭に火がつけられる

今、日本でアウトドアがブームとなっているものの

一番の理由が「バーベキューが一般的になったこと」です。

 

ホームセンターにいけば安い値段で木炭が買えます。

今どきは真冬ですら炭が買えてしまうという。

 

100円ショップにいけば、トングがありますし、着火剤やら網やら

必要なものはすべてすぐに揃います。

 

 

 

いつでもバーベキューができる条件がありながら

実際は結構おられるんですよ

「木炭に火をつけたことがない」

「着火剤をいっぱい使ってもつかない」

というみなさんが。

この木炭に火がつけられるかどうかは

薪に火がつけられるかどうかよりも少しハードルが高いです。

 

  

自然の法則というか、化学の力をそれなりに理解されている方なら

ほとんど問題なくできるようになるはずです。

今どきなので、木炭に火をつける方法はググればすぐ出てきます。

 

しかし私はここでひとつお伝えすることとしては

「安易にガスバーナーを使わないで」です。

 

よく見かけるんですよ。

キャンプ場で得意顔で木炭に火をつけるのにガスバーナーを使っている方を。

 

アウトドアの技術というか理解がない人が道具に頼って

なんとかしようとする場面の代表的なシーンです。

いろいろ理解された上で使われている場合はみればすぐにわかります。

みなさん気を付けてみるようにしてください。

 

 

この「木炭に火をつける」ができれば、日帰りプログラムの代表的なパートは

終了ということになります。

しかし忘れずに経験しておいていただきたいのは、

 

 

「BBQを終了した後の後片付け」です。

 

 

炭、灰をどう扱うのか、どこにどう捨てるのか

これはキャンパーの質がみられてしまいます。

 

今どき、特に登録型の予約サイトからキャンプ場に予約されるキャンパーさんは

非常にマナーがよくて驚くほどです。

注意して処理しましょう。

設備関連

テントの設営ができる

一番最初は、レンタルテントで十分です。

そんなにいいものではなくてもいいのです。

できれば最初は、2ポールテントで十字に組んで立てるという

20年前から変わらないあれ、で十分です。

というか最初はやっぱり構造を知る

実感するという点ではこのタイプをおすすめしたいです。

Logos rosy 代表的な昔ながらの間違いのないタイプ

このタイプはテントを収納するための袋の内側に立て方の説明書がついています。

まずはこのタイプがおすすめできます。

メーカー自体はこれでなくてもよいです。

タープを張ることができる

テントはもう今更、的な印象がありますかね。

しかしタープとなるとまた少しハードルがあがります。

ポールを使ってシート状の屋根を立てる、というのは

正直、むずかしいです。

多分、現場で見たことない人には

理解がしにくいと思います。

どうやって、あんなシートを棒とロープで地面に引っ張って

倒れないのか?

わかりますか?

でも、やっぱりキャンプ場で1日以上を過ごすのであれば

天気のいい悪いにかかわらず屋根は欲しいですよね。

構造についてはいろんな情報がネット上にはこれでもか!と出ていますので

探してみてください。私の考え方はこちら

おしゃれな1ポールタイプのものが出ていますが

最初は一般的なものでいいと思います。

ポールの長さをどうするか?は考えるところですね。

昔は選択肢がなかったですね。

必ずというくらいポールは

大人の背の高さより長いものを使うのが当たり前でした。

しかし今はチェアを使って過ごすことが前提で

タープの下では立たないということもできます。

焚き火台とシート

焚き火台が炊事をする時のカマドということになります。

何合ものお米を炊いて、ダッジオーブンを使って

ということだとかなりしっかりしたものが必要になります。

もしくは焚き火台には負荷をかけずに三脚タイプの釣り型の

ものを用意しないといけませんね。

道具はさておき、焚き火台を用意しない人はいませんが

火を使用する際の地面への熱を防ぐことに着目しましょう。

ついポロっとこぼれる薪の燃えカスが

地面の草を焦がし、土を汚し

後に残ります。

自然にやさしいキャンプをしてください。

まとめ

キャンプの前にまずは調理に必要な火を

思った通りに扱えるようになることを目指しましょう。

薪と木炭を使った炊事、バーベキューを一通り楽しめるようになったら

ようやく第一関門突破です。

いきなり宿泊をするのはハードルが高いです。

まずは日帰りでテントを立ててみて、マットを敷いて

シュラフを広げ、寝心地を確かめましょう。

テントの防虫ネットなどはちゃんと機能するか?とか

ファスナーの閉まり具合とか

居住スペースはどうかなど、事前に知っておいた方がいいことは

たくさんあります。

炊事ができて、テントが立てられればキャンプにはいけます。

実は家族で行くキャンプだけではないですが

いろんな準備をしていても、いろいろ想定外の出来事は出てきて

その都度対処するしかないことって結構あります。

自然の中のスペースなので仕方のないことでもあるのです。

そのへんの想定外もキャンプの楽しみと割り切って

楽しいキャンプをしてください。

個別の技術、準備、アイテムなどに関してはまた別途お伝えしようと思います。

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